約1週間にわたる秋のお茶刈りが始まりました。例年は肌寒さのなかで行う作業ですが、この日は季節外れの日差しに恵まれ、暖かい気候のなかで収穫を進めることができました。今夏の高温による生育への影響もあり、今年の収量は減少しています。それでも、茶葉は力強く葉を広げており、自然と向き合いながら茶づくりを続けることの難しさと、その生命力を改めて感じました。

作業を終えた夜には、東京からお越しいただいた抹茶カフェのオーナー様も交え、皆で鍋を囲みました。収穫の後に囲む食卓は格別で、立場や地域を越えて、お茶をきっかけに人が集まり、語り合える時間の豊かさを感じました。

収穫の醍醐味は、茶葉を収穫することだけではなく、お茶を通じて生まれる人とのご縁にあるのかもしれません。お茶で、人はつながる。そんな小さなつながりの積み重ねが、今の世界情勢にも一筋の光を差すことを願っています。明日もまた、感謝とともに気を引き締めて茶畑に向かいます。