奈良県生駒市にある高山茶筌の資料館を訪れ、茶筌づくりの歴史と現状について学びました。茶筌づくりを担う工芸士は数十件にまで減り、竹の生育に長い年月を要することや約100年周期ともいわれる竹のサイクルから、国産竹の確保も課題となっています。工芸士の方々から直接お話を伺い、伝統を未来へつなぐことの難しさを実感しました。
その後、滋賀県の信楽焼の窯元も訪問しました。信楽焼でも、高齢化などを背景に窯元の閉鎖が増えており、伝統産業を取り巻く課題は共通しています。
日本茶は、茶葉だけでなく、茶筌や茶器をはじめ、さまざまな地域の技術と人の営みに支えられています。お茶を入り口に、周辺の工芸やものづくりとのつながりを学べた貴重な機会となりました。今後も、伝統工芸が抱える課題とその先の可能性について考えていきたいと思います。
